Leopard + Safari のフォント不具合?

Leopard x Safari

ここ最近はMacにLeopardをインストールして、Safariの動作検証をしている。レンダリングでは予想通りSafari2からの大幅な変更はないが、細かいところでの変更がある。一つだけ気になったのがフォント周りの変更で、これは改悪と言っても良いかもしれない。

ヒラギノProN

意外とご存じの方は多いかもしれないが、Leopardの日本語フォントに「ヒラギノProN」が新しく搭載された。Windows Vistaですでに対応している「JIS X 0213:2004」、通称「新拡張JISコード」という新しい文字コードに対応し、合計20,325グリフ扱える、最強ヒラギノフォントだ。「ヒラギノ角ゴ ProN W3, W6」「ヒラギノ角ゴ StdN W8」「ヒラギノ明朝 ProN W3, W6」「ヒラギノ丸ゴ ProN W4」の計6書体、従来のヒラギノフォントを合計すると、なんと12書体のヒラギノフォントが付属してきてしまう。

字体に関しては、漢字がだいぶ変更されている。従来のProと比較すると、略字体になっていたのが正しい字形になっている。ただし、一般に使われている漢字のほとんどが略字体なので、少々古くさいイメージだ。まぁ新鮮で良いのだけれども無理して使うほどではないと個人的には思ってしまう。それよりも、もっとフォントのバリエーション増やしてほしいところ。たとえば新ゴシックや丸ゴシックの太字などなど。スタンダードな字形は十分満足ですので・・・。

Safariのフォント・レンダリング問題

Tiger + Safari2 から Leopard + Safari3になり、仕様が変更されたのか、ただのバグなのか現段階ではわからないが、とにかくフォント表示関連で気に入らないところがいくつかある。一つ目はヒラギノ角ゴをBold表示させた場合の不具合だ。

もしかしたらスタイルのフォントファミリーの解釈が変更になったかもしれないが、とにかく字形が変わってしまう。何の字形に置換されたのかどうか調べてみると、どうやら「Osaka」と置き換わっているみたいだ。また、そのせいでBoldにしたときのアンチエイリアスが汚く見える模様。

少しつっこんだ話をすると、従来のSafari2では、フォント表示関連でだいぶ複雑なことをやっていた。たとえば「Hiragino Kaku Gothic Pro W3」「ヒラギノ角ゴPro W3」で文字をBold表示させた場合、通常のWebブラウザならば、ただ単に「Hiragino Kaku Gothic Pro W3」「ヒラギノ角ゴ Pro W3」を強引に太らせるだけだが、Safariでは「ヒラギノ角ゴ Pro W6」を選択して表示する。もちろんW3を強引に太らすより、W6で表示させた方が圧倒的に美しい。

この素晴らしきヒラギノ角ゴシックの表示の変更が、Safari3では汚く見えてしまう事になってしまった。はっきり言ってOsakaに置き換えられてしまうこと自体、本当に意味不明。ちなみに「イラストレーター’s ファイン ライフ」さんで紹介されていた「ヒラギノ丸ゴ Pro W4」をBold表示させると「Osaka」のBold表示になる件も問題だ。丸ゴがOsakaになってしまうなんて、本当にありえない!!

【追記】ところがどっこい

よくよく調べてみたところ、フォントファミリーでフォントを読み込ませる表記が変更になっていることが判明した。

つまり、従来のSafari2では「Hiragino Kaku Gothic Pro」「Hiragino Kaku Gothic Pro W3」と、ファミリー名のみか、ファミリー名 + ウェイトどちらの場合でも認識していたのに対し、Safari3では「Hiragino Kaku Gothic Pro」のみしか認識してくれず、SCREAMOでは「Hiragino Kaku Gothic Pro W3」と表記してあったために、次に認識できる日本語フォント「Osaka」が選択されてしまっていた。

あまり時間をかけていないので正確なことはいえないが、現時点でわかっているのは下記のように表記すれば、Safari3でヒラギノフォントを正常に表示させることができる。(できなかったらコメントください)

  • ヒラギノ角ゴ Pro W3 – 「Hiragino Kaku Gothic Pro」
  • ヒラギノ角ゴ ProN W3 – 「Hiragino Kaku Gothic ProN」
  • ヒラギノ角ゴ Pro W6 – 「Hiragino Kaku Gothic Pro」 + Bold指定
  • ヒラギノ角ゴ ProN W6 – 「Hiragino Kaku Gothic ProN」 + Bold指定
  • ヒラギノ角ゴ Std W8 – 「Hiragino Kaku Gothic Std」
  • ヒラギノ角ゴ StdN W8 – 「Hiragino Kaku Gothic StdN」
  • ヒラギノ丸ゴ Pro W4 – 「Hiragino Maru Gothic Pro」
  • ヒラギノ丸ゴ ProN W4 – 「Hiragino Maru Gothic ProN」
  • ヒラギノ明朝 Pro W3 – 「Hiragino Mincho Pro」
  • ヒラギノ明朝 ProN W3 – 「Hiragino Mincho ProN」
  • ヒラギノ明朝 Pro W6 – 「Hiragino Mincho Pro」 + Bold指定
  • ヒラギノ明朝 ProN W6 – 「Hiragino Mincho ProN」 + Bold指定

まとめていて気づいたことは、ウェイトまで記述してあった場合、一部で不具合があったのを修正したと言うことか。もしかしたらOSレベルでの修正な気がする。Tiger + Safari3(β)の場合だと、変わってくるかもしれないなぁ。よし今度実験してみます。

フォント・ファミリーにヒラギノ指定

LeopardはよくできたOSだと思うが、このSafari関連の不具合はかなり致命的だ。下手をすると、今後のWeb制作にも影響が出てしまうかもしれないし、実を言うとすでに影響されていたりする。このバグに気づいてからは、できるだけフォントファミリーに、ヒラギノの書体の指定を控えるようにした。今後新たなヒラギノに関するバグが見つかるリスクをできるだけ抑えておきたいから。絶対に不具合は他にもあるはずだ!

フォント表示は人間が文字認識する根本的な部分の重要な部分だと思うし、それをPCの世界で重要視してくれたMacは好きだ。しかもアメリカ初のOSなのに、日本語環境のことを考えてくれているところでアップルは本当によい仕事をしていると思っている。でもこの不具合だけは頂けない。Leopardの不具合にしろ、Safariの不具合にしろ、結果はどちらでも良いから、早急にフォント関連の不具合の修正を望む!というか、従来の仕様も考えてブラウザ作ってほしい・・・。今回の場合なんて、ただ「Hiragino Kaku Gothic Pro W3」+ Boldの場合でも、単にW6を表示するようにすればいいだけじゃん。「Hiragino Maru Gothic Pro W4」+ Boldなんて、抹殺されてるし・・・。

なお、いつかSafari3時代のフォントファミリーの表記をまとめてエントリーにします。はぁ、検証めんどくせっ!

Leopard ヒラギノフォント一覧

Leopard ヒラギノフォント一覧

  • さっそくお邪魔して、試してみました。
    角ゴにはW6があるので別に異常はないのかと思ってましたが、やはりおかしかったのですね。
    とても参考になり、ありがとうございました。
    僕の場合は丸ゴ Pro W4指定だったので、もともとボールド書体が無いために仕方ないのかな、と思ってましたが….
    いろいろ調べていて、解決しましたよ〜(*’ー’*)
    ただし、英語表記と日本語表記の併記をしないと他のブラウザでダメです。
    詳細は後ほどエントリーします。
    アドバイス、ありがとうございました!

  • おかしかったというか、Safari3の仕様変更ですね・・・。
    Safari以外の場合は日本語表記が必要になってしまいますね。
    なんで、昨日CSSなおしたのですが、font-familyがめちゃくちゃ長くなってしまいました・・・。どんどん複雑になっていくなぁ・・・。

  • Name

    そもそも本文にフォントファミリーを指定をする事に疑問を感じます
    sans-serif, serif, monospaceの3種類があれば良いような。
    フォントファミリーはブラウザを通してOS側が適切に処理すればいいだけで。
    もちろん幅や高さの違いがあるので、px指定のレイアウトをやめ汎用性の高い
    webページにしたほうが結果的に様々な環境のユーザーにとっては良い結果を
    もたらすのでは無いでしょうか?
    タイトルや見出しなどでフォントのデザインを見せたいのであれば画像に
    すればヒラギノが入っていないWindowsやUNIXでも意図したように見せられるし
    たとえばMacにMS P ゴシックを入れてる時にMS Pゴシックで指定されたサイトを
    見ると欝になってしまいます。近頃は見栄えの良いデザインに凝るよりも
    環境が違っても見栄えに変化の無いデザインに凝るデザイナーが激減してるように感じます。

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