検証用に「Parallels Desktop 10」で「Modern.IE」を利用する

検証用に「Parallels Desktop 10」で「Modern.IE」を利用する

Web制作で一番のネックは、ブラウザによって表示や動作が異なること。Intenret Explorer(以下IE)の旧バージョンの表示違いが躊躇なことと、OS間でフォントが違うために複数のマシンや仮想環境を準備して検証作業を行わなければなりません。

私の場合は、Macで制作して検証環境とOffice利用のためにWindows実機を1台、ほかの検証環境としてParallels Desktop上でバージョン違いのWindowsを複数インストールして検証作業を行っています。

しかし厳密に検証しようとすると、どうしてもOSごとに複数のIEのバージョンをインストールしてチェックするのが望ましく、ライセンスの準備に多大な出費が発生し、検証環境構築に非常に時間をとられてしまう事に・・・。

検証環境構築の救世主「modern.IE」

modern.IEそこで先日発売されたばかりの「Parallels Desktop 10」の新機能に注目です。毎年着実にバージョンアップをし進化を続けている同製品ですが、「Yosemite」に対応したバージョン10では、Microsoftが提供している「Modern.IE」と連携し、IEテスト仮想マシンを自動的にダウンロード・セットアップしてくれる超便利機能が搭載されました。

この機能を用いれば、複数のWindowsバージョンの各IEバージョン用に仮想マシンを作成することができるため、ライセンスの問題が解決します。しかも自動でセットアップしてくれるために非常に楽!ここ重要です!(ただしインストール後90日間のみ利用可能。継続して利用する場合は、再インストールする必要があります)

Modern.IEをインストール

まずはじめに、メニュー「ファイル」→「新規」から、「Parallels ウィザード」を開き、左下の「Modern.IE」を選択して「続行」ボタンをクリックします。

Parallels セットアップ 新規仮想マシン

説明と使用許諾契約書を読み進むと、インストール可能な仮想マシンのリストが表示されるので、任意のものを選択して「続行」をクリックして進めます。なお、執筆時で選択できる仮想マシンは以下の通り。

  • IE 11 in Windows 8.1
  • IE 10 in Windows 8
  • IE 11 in Windows 7
  • IE 10 in Windows7
  • IE 9 in WIndows 7
  • IE 8 in Windows 7
  • IE 7 in Windows Vista
  • IE 8 in Windows XP
  • IE 6 in Windows XP

Parallels セットアップ Modern.IEのバージョンを選択

「IE 11 in Windows 8.1」の場合は4.1GBの空き容量が必要。複数インストールする場合は、十分な空き容量を確保する必要がありますね。

Parallels セットアップ IE 11 in Windows 8.1

Parallels セットアップ IE 11 in Windows 8.1 インストール

まさにインスタントWindows

Windowsのインストールが完了すると「Parallels Tools」が自動的にインストールされ再起動して検証環境の完成。ここまでで、私の環境では約40分かかりました。一番ダウンロード容量が大きくセットアップに時間がかかる思われる「IE 11 in Windows 8.1」でも、セットアップに1時間もかからないため、複数の環境を整える場合でもそれほど苦ではなさそうです。

Parallels Tools インストール

仮想環境さえもまともに構築できなかった頃や、IE Tester等を使用していた頃を考えると格段に利便性が向上し、より確度が高い検証ができるようになりましたね。これで90日の利用制限がなくなれば鬼に金棒なのですが。

総評として、思った以上にセットアップの手間が少なく時間がかからないため、「Parallels Desktop 10」をお持ちの方でしたら、間違いなく利用お勧めします。なによりも「放置して気づいたら完成!いらなければポイ!」という手軽さが非常に魅力。是非このインスタント感をご実感ください!

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